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2022/07/30

【地域コミュニティーの危機的な状況にあって地域のコミュニケーションを維持してきたもの(地域活動ワンポイント知識)】

【地域コミュニティーの危機的な状況にあって地域のコミュニケーションを維持してきたもの】

 コロナ禍においては、自治会町内会をはじめとして、地域活動の団体は行政の意向を遵守する必要があることから、ほぼ一切の活動を自粛してきました。どんなにやりたくても、些細な活動であっても行政の意向を無視することはできません。

 世間では、日常活動の自粛、地域活動の制限や中止を長期間にわたって強いられてきた一方で、少しでも状況を打開しようとする試みによってテクノロジーは急速に進化し、地域コミュニティのはたしてきた役割やイベントに代わる新しい仕組み、多様なサービスが生まれて選択肢が増えました。会議や仕事だけでなく、なんとマラソンまでオンライン参加という状況です。もはや、地域の皆さんの日常においては、地域コミュニティに変わる様々な選択肢があるなかで、地域の行事やイベントがないこと、地域との関わりを意識しないことが当たり前という状況になりつつあります。

 そのような状況において、自身の身近なところでは、花の里つくりの会の会報の表紙写真や卒業記念植樹の撮影については一年を通して調整させていただき、活動が続いていることをあらためて確認しました。タウンニュース5月26日号で記事になりましたが、「北新羽『おさんぽ』で交流 市民団体と園児ら(みどりの輪きたにっぱ)」や、他にもケアプラザなどを拠点したたくさんのグループが地道に活動されていることを知りました。

 そして、新羽小学校・中学校の校庭や体育館を使って活動する「文化スポーツクラブ」の会員である、子供たちのスポーツチーム、ママさんバレーやバスケット、インディアカなどさわやかスポーツチームの皆さん、ソフトボールやサッカーチームの皆さん、放課後キッズクラブ、土曜塾の活動は、行政や教育委員会からの厳しい制限や外部からの様々な批判を受ける中でも「できることはないか」という思いで活動を続けられていました。

 このような活動は、子供たち同士、子供たちとその保護者の皆さん、町会を越えた仲間たちとのつながり、さらには子供たちとシルバー世代間まで、地域コミュニティとして必要な最低限のコミュニケーションを維持してくださっており、新羽町の青年諸氏の野球チームが中学校の野球部の指導をされていることも知り、私の心は感動と感謝の念でいっぱいになりました。

 今後、地域コミュニティを維持してくためにも、こういった皆さんの活動をもっともっと新羽町の皆さんに知っていただき、そして、地域の輪と和と話を広げていかなくてはという思いが沸いてきました。


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<参考>
新羽地区健民祭実行委員長挨拶(町会長会議)
新羽地区健民祭の開催について(町会長会議資料)

(文責:新羽地区健民祭実行委員長 小松)
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