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2014/06/07

【他人のため、地域のために貢献できる生き方を心の内に秘め、内なる力に衝き動かされる日本人の国民性(地域活動ワンポイント知識)】

【思い出してほしい 他人のため、地域のために貢献できる生き方を心の内に秘め、内なる力に衝き動かされる日本人の国民性】

 日本人の行動は、指示や命令、規則やきまり、ルールといった外圧によるものだけでなく、内なる力に衝き動かされて人々が動きます。そして、これは大きな自然災害などの危機の際に大きな力になります。
 日本人は、自身の立場や自分の身よりも他人の身を気遣います。自身が辛いときは他人も辛いことはわかっているので、根気よく耐え我慢します。 そしてみんなで一緒にこの危機を乗り越えようと考えます。 それが日本人です。
 ですが、日常においては「恩を売る」ことがないよう、「親しき仲にも礼儀あり」ではありませんが、どんなに近くても一線を引きます。それが、自分の学校、職場、サークル、地域、外国人となると、二重線、三重線となって、相手からすると日本人は馴染みにくい、話にくい、場合によっては、差別されているとまで感じてしまうようです。

 それはさて置いて、この日本人の内なる力が、国民の心となったとき、日本人は変わります。
 災害に襲われたときは、 自らの意思で自身の都合など顧みずになんと命をかけてまで奉仕し、闘う者まで出てきます。
 日本人の中には、日本の文化、伝統、歴史を貶め、天皇陛下を否定し、国旗や国歌を冒涜し、自身の立場を有利にするがために政府を批判し、日本の経済発展のためだといって他国に媚を売るような方がいます。

 しかし、いまでもなお多くの日本人は、無条件で天皇陛下をお慕いし、自分より子や配偶者、部下たちの幸福を第一に考え、誰かのために、何かのために貢献できる生き方をしようという心を胸に秘めています。そして日本人が内なる力に衝き動かされるとき、時代は大きく変わります。


 2011年の東日本大震災のときも、多くの日本人は、自分より先に、家族を助けてくれ、住民に危険を伝えてくれ、子どもたちを非難させてくれと救助隊に懇願して命を落とされたかたがたくさんいます。
 1995年の阪神淡路大震災でもしかり、戦前の日本人が虐殺された通州事件や尼港事件などの際も、多くの日本人たちは、「日本人は逃げろ~!」と叫び自分よりも先に他の人を案じました。

 それは、いまなお多くの日本人は、規則やルールといった強制力で判断し動くのではなく、会社を守り、部下を守ろう。地域を守ろう、家族を守ろう。子に恥じない親に、友に顔向けできる友人になろうと、内なる力に衝き動かされ、毎日を生きています。まさに人間として、一番大切な生命をかけた生き方だと言っても過言ではありません。

 日本は法治国家です。 しかし、江戸時代は当時世界で最も平和で治安が良い社会でしたが、現代日本にあるような法律はありませんでした。そういったものがなくても、古代から受け継がれてきた日本人ひとりひとりの中にある道義心によって、今よりもはるかに安心して暮らせる日本社会を築いていたのが日本人です。皆さんが地域活動をされているとき、きっと、自身の心の内に秘めた日本人魂にちょっとだけ思いをはせてみてください。きっと、一緒に活動している人たちの「利他の精神」にも気づくことができると思います。
参考:新羽町自治会役員会(防災訓練への協力 副会長挨拶)より
2022年8月29日誤字修正
2014年6月7日作成

(文責:事務局 小松)
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